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勝山 仁哉; 飛田 徹; 鬼沢 邦雄
no journal, ,
圧力バウンダリ配管における突合せ溶接継手を対象に、溶接条件が残留応力分布に及ぼす影響について評価するため、実機を模擬した溶接条件の異なる溶接部試験体を複数製作し、それらの残留応力を実測するとともに、有限要素解析により溶接残留応力に及ぼす溶接条件の影響について評価を行った。その結果、入熱量が大きいほど、内表面の引張応力及び外表面の圧縮応力は増加するとともに、溶接残留応力が生じる範囲も増加することがわかった。また、250A配管のような比較的薄肉の配管では、内表面の溶接残留応力に対して、内表面側の溶接はほとんど影響せず、最終パスの溶接が大きく影響することが明らかとなった。
宇田川 誠; 勝山 仁哉; 鬼沢 邦雄
no journal, ,
原子炉圧力容器の肉盛溶接部を対象に、残留応力分布に及ぼす溶接方法及び溶接後熱処理の影響を評価するため、サブマージアーク溶接法及びエレクトロスラグ溶接法により肉盛溶接部を模擬した試験体を製作し、温度履歴,溶込み形状の違いや溶接後熱処理前後における残留応力分布の違いを実測により把握した。この結果をもとに、有限要素法に基づく残留応力解析手法を整備するため、温度履歴等の実測値との比較から伝熱解析手法の妥当性を確認するとともに、熱弾塑性クリープ解析により、ほぼ妥当な板厚内残留応力分布が得られることを確認した。
小川 剛史*; 浅井 知*; 牧野 吉延*; 椎原 克典*; 仙田 郁夫*; 奥野 清; 小泉 徳潔; 松井 邦浩
no journal, ,
ITER-TFコイルのラジアル・プレート(RP)とカバー・プレート(CP)間の溶接で、CPの両脇の溝を順次レーザー溶接する場合、反対側の溝を溶接した後に、他方の溝のギャップが広がってしまってレーザー溶接が困難になる可能性がある。この課題は、両溝を同時にレーザー溶接することで解決されるが、レーザー溶接ヘッドを2台使用することは、TFコイルの製作コストの増加につながる。そこで、レーザーをハーフ・ミラーを用いて2分岐して、両溝を同時に溶接する手法を開発した。本手法を用いて、RP部分モデル試験サンプルのRP-CP間のツイン・スポット・レーザー溶接を実施し、その適用性を確認することができた。